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メシマコブ 〜生き生きとした毎日を過ごすために〜 アガリクス、ハナビラタケ、カバノアナタケ ( チャーガ ) 、ヤマブシタケ、などなど、免疫賦活作用に優れたキノコが最近話題を集めています。 免疫力 ( 自然治癒力 ) が高ければ、病気になりにくい、あるいは病気に対する抵抗力が強いと考えられています。 免疫力は、食生活、ストレス、過労、生活環境、老化など様々な要因によって徐々に低下していきます。 この免疫力を保つことが健康を維持するのにとても重要なことになります。 メシマコブもまた免疫力を高めるキノコとして注視されています。 メシマコブはどんなキノコ? メシマコブは、タバコウロコタケ科キコブタケ属の 担子菌類 のキノコで、学名フェリナス・リンテウス (Phellinus Linteus) と言います。 日本では長崎県男女群島の女島に自生したことから、メシマコブと呼ばれています。 メシマコブは、漢方で桑黄 ( そうおう ) と呼ばれるキノコの一種で、古くから薬用として珍重されています。 メシマコブは主に、野生の桑の古木にコブ状に生え扇状に育ちます。 成長するにつれ、サルノコシカケ ( 霊芝 ) に似てきます。大きさは 8 〜 12cm 、笠の厚さは 1.5 〜 10cm 程度になります。 色は浅褐色から暗褐色、あるいは黒色のものもあります。味は甘辛いです。 メシマコブは、日本や東南アジア、オーストラリア、北アメリカなどの温帯地方に幅広く分布しますが、限られた場所にわずかにしか自然発生しません。 また、菌糸の成長が遅く、子実体 ( 一般にキノコと認識されている部分 ) の栽培や培養が困難であることから、とても貴重なキノコとされてきました。 今現在は女島でも採取することができません。 メシマコブの有用性は、 40 年近く前から知られていました。 1968 年、国立がんセンター研究所の池川哲郎博士と東京大学・柴田研究室グループは、サルコーマ 180 というガン細胞を皮下移植したマウスを使って、 担子菌類や食用菌類の熱水抽出エキス ( いわゆる煎じ汁 ) についての抗腫瘍性を調べました。 その結果、メシマコブは、 96.7 %という最高のガン増殖阻止率と認められましたが、人工培養が困難なことから、製剤化は断念され、研究も進みませんでした。 その一方で、入手しやすいカワラタケ ( ガン増殖阻止率 77.6%) からはクレスチン、 同じくしいたけ ( ガン増殖阻止率 80.7%) からはレンチナンという抗ガン剤 ( 免疫療法剤 ) が開発、認可され、治療現場でも使われるようになりました。 日本においては、 1982 年、広島県西条中央病院の山名征三医師 ( 当時 ) が、メシマコブ菌糸体の培養法を独自に研究し、 その熱水抽出エキスを末期ガン患者に投与する臨床実験を開始しました。 メシマコブは、多糖体にタンパク質がついたヘテロマンナンタンパク複合体、マンノースやガラクトース、その他複雑な多糖体によって構成されています。 メシマコブは、韓国では医薬品として認可されていますが、日本では医薬品として認可されていません。飽くまでも栄養補助食品として考えましょう。 メシマコブの ( 栄養補助品としての ) 効能には、 抗ガン作用 ( ガン細胞の増殖や転移を抑制するなど ) 、 抗アレルギー作用 ( 免疫機能を正常化する ) 、 血糖降下作用 ( 血糖値を抑制する ) 、血圧調整作用 ( 血圧を正常なレベルに保つ ) 、抗動脈硬化作用 ( 動脈の硬化を防止する)、 抗ウイルス作用 ( 外部から侵入する抗原を遮断して疫病を予防する)、抗血栓作用 ( 血栓を予防し血液の流れをスムーズにする)、 骨粗しょう症予防作用などがあると言われています。これらの作用から、メシマコブには生活習慣病の予防や改善を期待することができます。 メシマコブは、栄養補助食品なので1日目安量は定められていません。製品表示を確認した上で摂取してください。 メシマコブを、抗ガン作用や抗酸化作用などによって生活習慣病の予防や改善の目的で利用する場合には、短期間では効果が期待することができません。 継続して利用するようにしましょう。 なお、メシマコブをガン治療の目的で利用する場合には必ず主治医に相談してください。体質に合わないときはすぐに利用するのをやめましょう。 天然メシマコブとメシマコブ菌糸体と、どっちがいいの? キノコは、子実体 ( しじつたい ) と菌糸体に分けられます。 キノコと認識している部分、つまり笠と軸の部分が子実体です。菌糸体は、子実体の根元のような部分から、土壌の中あるいは動植物の中に伸びていく白い糸状のものです。 メシマコブのように子実体の人工栽培が難しいキノコの場合、菌糸体培養が行われます。菌糸体培養品は培地に何を使用するかによって異なる培養品ができあがります。また、培養菌糸体由来の抽出エキスは、一般的に培地と一緒に抽出されるため、不純物が混入されることになります。このため、天然メシマコブの子実体と培養菌糸体由来の抽出エキスとでは、栄養成分的に異なります。 天然メシマコブについてはその成分の約 20% をβ -D- グルカンが占めており、これに対して、メシマコブ菌糸体についてはβ -D- グルカンは約 1% 含まれていると言われています。よって、免疫賦活作用は天然メシマコブの方が優れている可能性が示唆されています。β -D- グルカンが免疫力を活性化するのに重要な働きをしていることは間違いないでしょう。しかし、β -D- グルカンが豊富に含まれているからと言って、必ずしもβ -D- グルカンだけが免疫賦活作用を発揮する成分なのかどうか、解明されている訳ではありません。メシマコブにはα -D- グルカンも豊富に含まれており、これが免疫力の活性に関係しているとも考えられています。 つまり、メシマコブについては、子実体と菌糸体のどちらが優れているかということは現段階では結論が出ていないのが現状です。 メシマコブ製品の説明に、天然メシマコブとあれば、それはメシマコブの子実体が日本国外で採取されたという意味であり、純国産メシマコブとあれば、それはメシマコブの菌糸体が日本国内で培養されたという意味です。 剰え、メシマコブの類似種は 100 種類に及ぶと言われています。また、漢方で言う桑黄も数種類のキノコを含みます。 購入する際には必ず原材料と栄養成分表を確認し、疑問や不安があったら必ず製造元に確認するようにしましょう。 文章素材集 - メシマコブ
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